さて、これは、何だと思われますか。CPUです。

ただのCPUではありません。EXPEEDとかいうデジカメ用の・・。
昨年、年末ぎりぎりにひょんなことから、NikonのS9700という超望遠ズームデジカメを衝動買いしたんです。
S○fmap通販の中古です。そして、中古1ヶ月補償が付いています。
3月3日までは元気に動いていて、離れた鳥を撮ったり飛行機を撮ったりしていました。
が、3月4日、イベントがあり、職場の知り合いに貸しました。
その時あたりからです。静まりかえったホールでギギギッギギギギ~というギアの音。
K氏以外の人は絶対いやがるであろう、ジャンキーな音が響きます。
電池を抜いて、際装着するともとに戻りました。
それから、4日ほど。
使っていると突然「レンズエラー」というのが出るようになり、昨日電源を入れると、やっぱり音がして、電池を抜く、際装着しても今度は元に戻りません。
補償も切れています。
まだ、私の手元には、2ヶ月程度しか滞在していませんが。
仕方がないので、分解してみます。
たたいたら、ひょっとすると直るかも知れない、たしか、古い記憶によると、斜め45度からの衝撃で直るとかどうとか。
ストラップを持って振り回してみたり、レンズを無理矢理手で止めてみたりしましたが、今度は戻ってきません。
で、外装を剥いでみました。目に付くネジを全部外すと、ぽろっと。

さらに中のネジと、フレキを外していくと、レンズがぽろっと。

ほーら。30倍ズームレンズですよ~。レンズだけですけど。
一眼じゃなくても取り外しできましたよ~(TT

さらにネジを5本ほど取ると、レンズの裏側が。

う~ん、なかなかそそり出て良い感じです。ギアを1本外すと手動でズームできます。

ぐりぐりまわしていると、ギアの一部が欠けているような、そうでないような・・・

レンズの裏側からの1枚。3本のアームがレンズを支えています。
なんとなく美しい・・・。

もうちょっとはっきり写ったかな~。全部プラスチックで固定もされていません。
落とすとバラバラになりそうです。

みなさ~ん、これが、コンパクトデジカメの1/2.3サイズのCCDですって。小さいですね~。

レンズを収納した状態です。綺麗に収まりました。
青、赤、緑、黒とギアがあったのですが、黒を1本取り外しました。

ズーム用のモーターです。ウォームギアで駆動しています。なんだかプラモデルみたい。

これは、レンズの裏側。CCDがあるカバーの裏側ですね。ケーブルが走り回っています。

別角度から見るとこんな感じ・・・。

レンズユニット。なかなか綺麗なもんです。動けばなぁ。動くんかなぁ。

レンズを取り外した、デジカメ本体の基板類。2段目がCPUボードです。
フレキケーブルがうじゃうじゃ~っと繋がっていました。

フラッシュ部分に機種名が悲しく・・・。

ちなみに、これがGPSユニットです。見てもなにやら分かりません。

ごちゃっと収まっています。

結局、ばらしていろいろ見ていても、ギアが欠けているのかな・・・程度の事しかわかりませんでした。
最後に組み戻して、レンズ裏をとおるケーブルを接続しようとしたとき、ピカッと何かが光り、中央のチップ「224」?あたりが黒く。

そして、組み上がったデジカメは二度と電源が入らなくなりましたとさ。
かなしいかなしい。
こんなに悲しい目に遭ったので、優しいKさんが、今度会ったときに、E-PL7とかD5500とか、Kiss X8iとかをさっとプレゼントしてくれるに違いない・・・とでも考えないと、やっとられません。
悲しい一日でした。
作業終了は午後9時ごろから始めて午前1時。脱力感しかありません。
1つ前のデジカメに戻すことになりそうです。
桜満開の写真を撮ることもなく、ご臨終です。はい。